第一章 神様はいつだって試練を与えてくる

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「さてそんなこんなで、昼休みww」 「お前は何を言ってんだ?」 数学Bの教材を仕舞いつつ、何かしらわけの分からんことを言い出す優樹を尻目に昼食を食べに生徒会室に向かう。 「こんにちわ、風魔くん。」 「こんにちわ、井上さん。」 この女の子は、、“井上 陽菜”。今回のテストでは、第一位を取った秀才だ。俺は生徒会では、雑務を請け負っているが、井上さんは副会長を務めている。この学校の生徒会は現生徒会メンバーがスカウトをすることで、引き入れるという形を取っている。 俺は1月に、井上さんは入学当初にスカウトを受けたことから、彼女の能力の高さが分かる。 「今日の会議って確か体育祭のことだったよね。」 体育祭は今月の27日にあるので、そろそろいろいろとスパートをかける時期だ。最近ではちょこちょこ体育の授業が入ってきている。 「うん、そうだな。」
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