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「お隣の神社へ行きましょう。
神社はお祭りだわ」
神社は沢山の人で賑わっていた。
女子高校生達はお店に目移りしながら歩き、
お賽銭箱へ「チャリン」と、
小銭を入れた。
「どうか三人共、
同じクラスになりますように。
それから一年間、
平穏無事でありますように」美鳥は念入りに祈願した。
するとどこからともなく声がした。
「戦いが始まるであろう。
姫が現れるであろう……」
「えっ、
今何か言った?」美鳥は辺りを見回した。
「いや、
何もだけど。
どうかしたの?」って、
隣で祈っていた美桜が
心配した。
「だよね。
気のせい気のせい」と、
言いつつ美鳥は首を傾げた。
彼女はこの年の秋に同じクラスの転校生、
獣を宿す男子生徒に絡まれる。
そして共に記憶を取り戻しながら別世界で緑国(祖国)を守るために戦っていく。
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