秋田戦争

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7月6日、庄内軍は、山道口の一番大隊・二番大隊の約1,000名と、 海堂口の三番大隊・四番大隊の約1,000名の二手に分かれて久保田藩領を進撃。 仙台藩使殺戮に激怒した仙台藩、盛岡藩等の同盟軍とともに怒涛の如く 久保田領内になだれ込み、次々と久保田軍新政府軍を撃退していった。 久保田軍の軍備は所謂旧式。 久保田藩は、元々争いなどに加わるつもりはなかったのだろう。 京の騒乱は知ってはいたのだろうが。 防備の強化は、かえって他藩を刺激することもある。 戦争が始まって一ヶ月後には藩地の三分の二が戦場と化し、 形勢は極めて久保田軍新政府軍の不利な状況となっていた。
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