船出、そして 角館へ

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角館 角館所預(城代)は、佐竹氏転封時、佐竹氏と縁のある芦名氏で  そのころ、いまに続く町並みがつくられた。 その後、佐竹氏の分家である佐竹北家となり、京の公家と縁戚関係にあったことから 角館には多くの京風の文化が取り入れられた。 角館は藩政時代を通じて城下町・宿場町として仙北地方の政治・経済・文化の中心地として栄えた。 しかし明治以降、中心地は大曲へ移る。 角館に転機が訪れるのは1976年(昭和51年)のこと。 明治の近代化の影響を受けず残されてきた武家屋敷地区一帯が「重要伝統的建造物群保存地区」として選定、 それをきっかけに観光地として再び脚光を浴びるようになる。 角館の優美な風情は、「みちのくの小京都」として多くの人を魅了している。
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