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『…それで?どれほど滞在出来るのだ?』
そう尋ねられたボクはフェンにこれまでの経緯と手の甲の数字を見せながら推測と仮説を伝える
『…なるほどな。状況から一時的な異空間転移といったところか…それで死ぬことはないと思うがな…』
フェンにそう言われて少しだけれど安心してしまった
『それにしても…もっと早くここにくればよかったのにな…』
「ごめんね?でも、その時はちらっと死ぬかも、って思ってたからさ。最後ならここで迎えたかったんだよね」
『そうか…。ではしょうがないな。それではレイよ。向こうでのことを聞かせてもらおうか?』
「いーよぉ。えーとねー……」
座り込んだフェンに凭れ掛かり話を始めた
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