第1章

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『○○先輩が好きです。私と付き合ってくれませんか?』 びゅぅううう・・・・ 春一番の冷たい風が吹きあれる学校の屋上で・・・。 私は・・・、 砕身の勇気を言葉に込めて、○○先輩にやっとの思いでブツけた。 本当は凄く心が震えているのが分かる。 ○○先輩『・・・あのさ。悪いんだけど、俺、普通の女の子と付き合いたいのであって、ゴスロリ系とかマジ無理だから・・・。』 ・・・・・ドクン。 私は・・・容姿には結構自身があった方だった。それなのに・・・ エミリ『わ、私を振るんですか?』 小さな身体がガクブルと震えている。 ○○先輩『はぁ・・・。面倒くせぇ~。マジでそーゆーの勘弁してくれないかな?返事返したんだからそれで充分じゃない?』 エミリ『私、可愛くない・・・ですか?』 ○○先輩『いやいやいや、てか、このやり取り、まだ続くの?(苦笑)勘弁してよー。俺、忙しいから帰るねー?さよならっ』 そう言い残すと、その場から立ち去ろうとする○○先輩。 ーイカナイデー エミリ『死んでやるぅ~~~~~~~っ!!!!』 私は気付いたら、○○先輩の背中に向かってそう叫んでいた。 ○○先輩は、一瞬足を止めたので、私は一瞬、安堵の息を漏らした。 ・・・・が、先輩が吐き出した言葉は残忍な内容だった。 ○○先輩『お前、マジぅぜえって!お前と付き合いたくない俺の気持ちも考えろよ?自分の気持ちばっかり押し付けやがって!!死ぬなら勝手に死ね!!!』 ザァアアア・・・・ また、風が吹きました。 私の心に共鳴するかのように・・・。 そしてエミリは笑った。 エミリ『私が死んだら・・・付き合ってくれますか?』 ○○先輩『はっ!やれるもんならやってみろよ(笑)』 エミリ『お約束・・・ですよ?』 私は、 いつも持ち歩いているバックからカッターナイフを取り出すと、鋭い歯を首目掛けて ブッさした!!! ぶしゅうぅううぅう~~~~~っ! 頸動脈を切ったので、私の首から生暖かい血が飛び散っているのが感じられる。
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