第1章

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まずは彼女の好きなピンクの花束はチューリップ。 バラじゃないのかって? とんでもない!うっかりトゲで柔らかい指を傷つけたら大変だ。 プレゼントも、これまた大好きなキャラクターのぬいぐるみ。 陳腐?バカを言うなよ。限定品で早朝から並んだんだぜ。 ケーキはフルーツをふんだんに使って僕のオリジナル。 食べるものを選ぶ彼女のために料理教室に通った腕前は友人たちからも好評なんだ。 ついでに、キラキラ光るものが好きだから、メタリックカラーの折り紙でチェーンを飾り付けたよ。 あはは… 確かにこれはやり過ぎたかな。
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