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三人は祖霊の森から城の広場に向かう。
広場の手前でアストリアの近衛兵の姿が見える、近付くと二人の女性が守られている。
エリーズとセレナだった。
エリーズはひとみの姿を見届けると不安な表情が笑顔に変わる。
「ひとみ!よく怪我もなく戻りましたね。
想いの力なのですね」
エリーズはひとみの手を握ると話しかけてきた。
「光栄ですエリーズ姫、お声を頂きありがとうございます」
ひとみはドレスが汚れないかと関係の無いことを考えていた。
「ひとみ、今は楽しんでくださいね。
バァン王の代わりをはたしたのですから。
では、正式な戦勝会でお会いしましょう」
エリーズは近衛兵を引き連れ城内へ戻って行った。
「エリーズ姫がこの様にでてくるとは、ひとみが気に入った様だ。
さあ、広場に行こうか」
アレンが二人に促す。
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