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広場はいくつもの松明が用意されて今日動員された兵士が松明を囲んでいた。 兵士達は三人を見つけると歓声を上げる。 レーベンが三人を席に案内する。 「ひとみ様、ゆかり殿何を飲まれますか?」 レーベンの問いかけにひとみは何の酒があるかを質問する。 「酒はエールに濁酒、ワインがあります」 レーベンが答える。 「それではワインでお願いいたします。 ゆかりもワインでいいでしょう?」 ひとみの問いかけにゆかりが頷く。 アレンもワインを選んだ。 それを聞いたザールがワインのゴブレットを持ってきて三人に配る。 ユーベルトが酒盃を掲げると 「ファーネリアは勝利した! 勝利の酒を味会うとよい! 乾杯!」 兵士達から大声援が沸き上がり、酒宴が始まった。 ひとみは乾杯でワインを一口飲む若いワインだったが飲みやすかった。 しかしひとみはおちおちとワインは飲んでいられなかった。 重臣達が入れ替わりひとみに挨拶にきて酒杯をあげていった。 レーベンが来た 「みごとな戦術でした、感服しました」 レーベンはひとみに感服して言う。 「バァン様の不在にも光明が差しました」 「レーベン様ありがとうございます」 ひとみはワインを飲む。大分酔いが回ってきていた。 それはそうとゆかりはどうしぢろう。あたりを見ると若い兵士達に囲まれて飲んでいた。 楽しそうにしている。 酒宴は日の出近くまで続いてた。 ひとみはゆかりと共に部屋にもどる。 二人供意識ははっきりしていた。 「ああ、飲んだわ久しぶりにこんなに」 ゆかりは言う。 「そうね夜からは戦勝会だから一旦寝よ」 ひとみは寝かしてもらうためにゆかりと貴賓室へ戻った
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