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「ディート!」
先頭を切って駆けつけてきたオラフとコンラッドが飛びついて来た。
「おかえり! 半年も戻らないから死んじまったのかと思ったぞ」
コンラッドらしい毒舌だ。
「当たり、1度死にかけた」
「えぇ! なにそれ!? つーか、おまえホントに浮遊魚捕まえてきたんだな」
また同じようなことを言われ、軽く頭痛を覚えた。
「違うって、ファムは一緒について来てくれただけ」
「ファムっていうのか? この子」
「そ」
ファムに2人を紹介しとかないとな。
「ファム、悪友のコンラッドとオラフ」
よろしく、とばかりに人懐こくファムは笑った。でも例の笑い方なんで2人は軽くビビッてた。
「なんにしろホントに連れてきちまうんだから、すごいよなぁ、おまえ」
オラフは純粋に感心してくれている。
「うん、まぁ、ファムはすごい良い奴だから、運が良かったんだよ」
捕まえようとしたのがファムじゃなかったらこんなことにはなってなかった。
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