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まぁ、こんなもの、わざわざ着けたくないよな。
「イヤなのはわかるけど頼む! なるべく邪魔にならないよう考えるから!」
ファムはしょうがないなって感じでうなずいた。
「サンキュ、じゃ、もう好きにしてていいよ」
ファムはさっさと上空へ戻っていったので、急いで馬を返し、
行商の人にはもう一度礼を言った。
とりあえず交渉は成立したから、4日分の食料を調達し、
ファム用の鞍と鐙と手綱をどうするか考えた。
鐙だけは馬のを転用できるとして、あとは独自に作るしかない。
鞍は籐の小さな座イスをうまく改造し、手綱は背ビレに付けられるよう
革ベルトで一から作るしかないだろう。
そこいらじゅうの店を駆けずりまわって、最適なものを探して歩き、
材料を抱えて雑貨屋まで戻った。
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