使用フリー漫才「クーポン」

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ツ「知らねえよ!1個目との難易度の差が激しいな!何、それほんとなの」 ボ「ほんとほんと。5,680グラム」 ツ「でっか。そうなんだ(笑)。いや、何でジャッキーチェン?」 ボ「あ!じゃああの、洗濯の時に重曹を」 ツ「ちょちょちょ。ちょっとまって。あの、言っていい?」 ボ「え?」 ツ「話題をそらす演技が下手すぎる」 ボ「お前のおかげだよ。で、洗濯機に」 ツ「えっ!違う違う違う!褒めてるわけじゃない。なんだお前のおかげって。どういう状況なんだ」 ボ「え?」 ツ「いや、そうじゃなくて、俺、クーポンの話してたじゃない。話題のそらし方が強引すぎてびっくりしてるつってんの」 ボ「そりゃあ、お前をびっくりさせたくてお笑い入ったからね」 ツ「今じゃない今じゃない。俺が話ししてるんだから、それを一旦聞けっての」 ボ「いや、でもなあ」 ツ「でも何よ」 ボ「お前、ギフト券って言うと普通はお米券や図書券みたいにそれだけで買い物できるものなんだから、ただの客寄せ用の言葉のレトリックでホントは割引クーポンって言うべきだろ?とかって話だろ?」 ツ「全部言っちゃったな」 ボ「内緒だよ?」 ツ「いや、お前が全部言ったんだよ」 ボ「いや、だから内緒だって」 ツ「見てみ、前」 ボ、客席側をゆっくり見て驚いた顔 ツ「驚く演技が下手すぎる」 ボ「言ってよ~」 ツ「はじめから分かっとけよ!なんだよ言ってよ~って。実は彼氏いるんだ、って友達に打ち明けられた女か」 ボ「クーポンのこと言っちゃだめだよー」 ツ「何でよ」 ボ「いや、スポンサーに気に入られてないと、やらしいはなし、ドラマとかCMがさ……」 ツ「来るか!お前の演技力で!スポンサーに賄賂したってお前にはこねえよ!」 ボ「賄賂じゃだめですか」 ツ「だめだよ」 ボ「ギャラ割引クーポンも送りますんで」 ツ「やかましいわ!」(オチ)
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