11章 精を喰らわば骨まで

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・ ビチャビチャと肉片を飛ばして餌を喰らい続ける。その大きな番犬の姿を木の上に腰掛けて見ている魔物。 キュバスはその獣が餌を食い尽くす様を眺め舌舐めずりをした。 「んふ…あたしの為にたーんと腹を満たしておくれよ」 呟くと艶っぽい瞳で見つめる。 喰らう餌が痩せ細っていては味気ない。獲物は絞めるギリギリまで肥えさせなければ狩る意味もないと空いた腹が唸る。 「はあ…」 もうそろそろ…… キュバスの瞳が熱を帯びる。時機に補食の時間がやって来る。躰は徐々に熱くなり一番疼く割れ目からは唾液のように糸を引く粘液が溢れてきている… キュバスは待ちきれずにそこに指を這わせた。 「あ…っ…んふ…」 クチャリと指先が割れ目をかき分け熱い秘肉を滑るとキュバスは雄しべの様に固く長く伸びた肉芽を握ってシゴキ始めた。 「ああっ…またこんなに育ってしまって…っ…たまらないっ…」 太い木の枝に寝そべり細長い尻尾を巻き付けるとキュバスは両手で自分の躰を弄び始めた。 ヒクヒクと呼吸する蜜の壷に指を入れてかき回し、片手は小さなペニスとも言わんばかりに育った肉芽を上下に擦る。 キュバスは夢中になってその行為に没頭していた。
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