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視線を下にやれば犬がまだ餌を貪っている。それを目にしながらキュバスは肉芽をシゴク手を早めていった。
「ああっ…いいっ…いいっ…すご、いっ……──っ…」
長い肉芽がビクビクと脈を打つ。快感が高まると同時に肉芽が固く張りつめキュバスは大きくのけ反っていた。
ドロリとした粘液が溢れる。ため息をついてうっとりと溶けた表情で視線を泳がすと上を見上げる獣と目が合った。
『美味そうな肉があるな』
1つの獣の頭が言うと残りの二つの頭が頷いた。
『いい匂いの汁垂らしてるな』
『美味そうだ』
キュバスはそう言って見上げている犬を見て妖しい笑みを浮かべると、その躰をくるりと捻り柔らかい地面に降り立った。
キュバスはゆっくりと腰を落として座り込むとその犬達を誘うようにゆっくりと足を広げる。
「ほら…いい子だからおいで…」
淫靡に漂う芳香──
キュバスのそこからは止めどなく蜜が溢れている。
赤くうごめく果肉の香り。犬たちはまるで酒でも浴びたように眼の色を変えて荒い息を吐いていた。
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