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「よし、猫耳を付けよう。メイド服と猫耳、それで客を萌えさせろ」
騒動はそこから始まった。メイド服を着たうら若くて可愛い女子が客をもてなす、それがメイドカフェ。萌え萌えなサービスを売りにしていても、露出面には限界がある。
だから、猫耳。猫ブームに乗っかって猫耳メイドである。
「あと、本物の猫にも頑張って貰う」
そう言ってメイドカフェのオーナーは、キャリーバックをテーブルに乗せた。
「どうだ、可愛いだろう?」
メイド服の女子を前にキャリーを開けるオーナー、中には薄茶色の猫が居る。
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