5人が本棚に入れています
本棚に追加
「すみません、実験が長引いて遅れました」
猫が走り回るエリアに、可愛らしい女子大生が到着した。そして、その足元から猫は外に飛び出す。
「アホがぁ!」
「うわ、はい、遅刻してすみません」
頭を下げる女子大生。しかし、オーナーの目線はドアの外。
「そうだな。遅れなければ、このタイミングでドアを開けんかった」
顎にてをあて、わざとらしく頷いて見せるオーナー。メイド仲間は、何か言いたそうな顔をしている。
「ドアから逃げた猫を捕まえてこい。キャリーは貸す」
もぬけの殻なキャリーを女子大生に渡すオーナー。目は笑っていない。
最初のコメントを投稿しよう!