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「和雅さんは、俺にしがみついてればいい」
「あ、あ、……あっ……ん」
開きっぱなしの股関節は痺れてくるし、繋がった部分はじんじんと熱を帯びてきて痛みを感じるくらいだ。それなのに、俊介の熱に圧倒されて、相田はされるがままになっている。
もうすっかり、余計なことは考えられなくなって、揺さぶられるたびに嬌声を上げることしかできない。
過ぎる快感に出てくる涙も、汗も、唾液も、構わず俊介が舐めとってしまう。きれいになった後には口づけられる。
「知ってます? 乳首触ると、中がすごい締まるんです」
「しらなっ……あ、……やっ」
舌で胸の尖りを転がし、吸われるだけでもトびそうになるのに、下から円を描くように突き上げられて、相田の身体はもはや自分で制御できなくなっていた。ただ腕だけを、俊介にいわれたとおり、しがみつかせているのだけで精一杯だ。
「俊介……キスして……」
俊介の髪に指を滑り込ませ、掻きむしりながら唇を貪る。
「んっ……ふ……、んあっ……やっ……もう……」
「また中でいきそうになる?」
「ん、いくっ……あ、おかしくなる……」
――おかしくなって、和雅さん。
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