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「和雅さんも大概ですよね……呆れます。それでも大好きですけど」
「なんでオレがやれやれみたいな扱いになってんの?」
「やれやれって、言いたくもなりますよ……俺の長い長い片思い人生、なめないでください」
真剣に相田が話しているのに、俊介は額に手をやって、心底呆れたと言い放った。
「俺にとって、あなた以上に魅力的な人なんていません。これからも絶対でてこない。やっと俺のものになったんだ。和雅さんと過ごす時間は、百年でも足りないです」
「うっ…………」
「エッチだって、全然し足りないし」
「はあっ?」
昨日の行為を踏まえての発言だとしたら、底なしの性欲だか執着だかには身震いしてしまう。
「ばっ、ばかじゃねーの……オレもう若くないし、からだ持たないから」
必死の反論にも、俊介はふっと不敵に笑う。
「俺に抱かれまくって、いつもクタクタになってれば、和雅さんもくだらないこと考えなくて済むでしょうよ」
飄々としているようで、実は考え出すと止まらないネガティブ思考の相田のことを、俊介は
ちゃんとわかってくれている。
どうしても蚊帳の外にいたがる相田を、くだらないと一蹴してしまう俊介の強さに、改めて救われる。
「それから、やっぱり一緒に住みましょう」
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