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゛先輩今日クルマで来てます?良かったらドライブしましょ!(*'∀'人)゛
゛来てる!来てる!てるてる来てるヽ( ε∀ε )ノ゛
「ね!迎え来るから先帰るね~」
「お!さてはこの前の彼氏だな!?」
「そんなんじゃねーて」
まどかは友達と別れ
先輩が着くまで近所のコンビニで時間を潰すため店を後にした。
まだ空は明るくビルの影だけが道路に長く尾を引いている。
先輩は地元の大学に通う学生で、まどかが受験で辞めるまで続けていた
雑貨店のバイトの先輩だ。
事あるごとにまどかの面倒を見てくれた頼りになる人だ
まどかはそう思っていた。
アルバイトを辞めてからも偶にメールやLine等をしている。
コンビニで本を立ち読みしているまどかに、店内へ入ってきた先輩が声を掛けた。
「お待たせ!」
「はやーい全然待ってないですよ?」
「まどかちゃんの為に全開ですっ飛ばして来たからね!」
「そんなの危ないですよ~」
「大丈夫大丈夫タイヤもちゃんと4個付いてるから、さぁ乗って」
プルプルプル!
あ、泰平からだ。
゛ごめん!疲れて寝ちゃってた゛
まどかはスマホの画面を確認するとそっとカバンに仕舞った。
仕方ないよね、泰平は忙しいんだから・・・
もし泰平と出会わなかったなら、先輩と付き合う事になっていたかな?
でもそれは無いな。
先輩はいい人だけど、もう少し身長が高くてもう少し痩せててもう少しキモくなくて
もう少し清潔感あってもう少し格好よかったら考えたけど・・・
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