2人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
「なんか、嫌がってない?」
もちろん!大変迷惑してます!
いや、女を怒らせると怖いのは百も承知ですよ、えぇぇ。
「そんな事無いさ、初日の出とか観に行こうよ!ﾊﾊﾊ…」
「それ!絶対!絶対行く!」
何言ってんだ、そんなん鬼が笑うぞ!と苦笑する。
「ねぇ、逢いたい?」
「う、うん」
「あたしも逢いたい・・・」
な、なーに言ってんだこの子は!!!
なんでいきなり恋人気取りなんだよ!?頭おかしいんじゃないのか?
いやまて、これは友達に見せ付けたいのか?
ラブラブで愛されている自分を見せ付けたいんじゃないか?
いいクルマ持ってて、大人な彼氏を自慢したいだけだろう。
少し健気に思えなくもないか・・・
よし、ここはいっちょう乗ってやるか?!
今2時だからクルマで1時間半、会ってしばらく話して一時間半
帰るのが約6時、そこから一時間半は寝れる!
「わかった、これから向かうから」
「嬉しい!でも無理しないで・・・」
をいをい、来て欲しいのか欲しくないのか?どっちなんだよ!!!
「大丈夫だよ、詳しい場所は?」
かなり無理してるけどな!
「無理したら駄目だよ」
～それから30分～
「○○市××町って高級住宅地だな」
「・・・」
返事しなくなった
やっと寝たか!よし、俺もとっとと寝るぞ!
最初のコメントを投稿しよう！