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プロローグ
虹色に光る、透明の玉(シャボン玉)の中に、人間の笑顔が映る。
真っ暗な大空の中に星が輝き、流星が飛び交う。
8人のミュータント。
それぞれが胸の真ん中に、シャボン玉を映して見ていた。
1つのシャボンの中に映る少女。
窓から夜空を見上げ、お祈りしている。
「神様、待ちきれません。
あと4日。あと4日で私は宇宙人に生まれ変わるんです。
そして、この地球を大切に守る。
だから早くして下さい。
4日後に学校で、宇宙船の見学があります。
私のもとに、早く妖精を連れてきて下さい。
私には、一緒に宇宙を旅する友達が必要です。」
流星と天使の笑い声が、交差するように飛び交う宇宙。
地球がほぼ目の前にみえる、マルデクという惑星の上に、彼らは並んでいた。
8人の胸のシャボン玉に、それぞれ地球が映った。
マルデク惑星(日本名-竜宮)の王様、スネイクスマジシャンは、 地球を救え の発信を8人の胸のシャボン玉に映した。
「銀河系のパトロールは私に任せて、君達はいよいよ、地球へ侵入したまえ。」
スターモンキー 「アダムは何て言う?」
ネット 「我々の閃きこそが、アダムの言葉だ。そう、教わってきたはず。」
ビーンズイーグル 「我々の脳内に、もし迷いがあるなら、アダムにシャドーラインが直撃しているに違いない。」
ナイトソルジャー 「やりたい事を成し遂げる時、その過程の中に、ひずみが生じる。失敗の原因となる〔悪〕だ。アダムはそれを見過ごさない。」
アースウィンドゥ 「失敗する前に、ひずみである悪を追う。シャドーラインを先に察知するんだ。それこそが、神の持つ能力。」
ドラゴンミラー 「その時は全宇宙にアンテナを張り巡らせ、シャドーラインを知らせる〔必要悪〕を見分ける。しかし、必要悪の声に耳を傾けてはいけない。それを察知したら、避けて通る手段を見つけるのみ。そう、宇宙人は言っている。」
サンアラシ 「アダムの教えだ。我々も、何万回と訓練をした。」
リーダー 「では、地球へ侵入しよう。迷いの脳を持つ者は?」
全員、首をふる。
リーダー「よし、全員一致だ。出発。」
鮮やかに輝く地球をめがけ、8人は飛行を始めた。
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