読みきり

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その時魔族同士で常に連絡を取り合い上に報告しあっているのか、一体の魔族が通信の映像をとおしてホログラム形式でアルギスの前に現れた。 その魔族は小柄で青白い肌をしており、髪は銀髪で各魔族の伝達版の役割をしていた。 アルギスはその魔族の対照的で大柄な姿をしており、どちらかと言うと人型ではなく、鳥の顔をモチーフとした目がちょっとぎょろっとしている魔族だった。 そのアルギスに向かって小柄な魔族は、 「実験はてこずっているようですねアルギス…… やはりなかなか難しいようですね」 と、その魔族はアルギスに言い、その魔族の話を聞いたアルギスは、 「……フッ、まあな。 所詮人間は人間…… 魔族の体よりはもろくて寿命も短い。 ここにいる人間達も適合できずたぶん全滅だろう…… 明日こいつら人間をそちらに輸送する。 理性がなくとも生存でき魔物化した人間どもの餌になってもらわなくてはな……クックック」 その会話を聞いた牢屋の中にいるミナの妹ラーシャはこの時怯えながらその会話を聞いて、 「私達このまま輸送され餌にされて殺される! お姉ちゃん、助けて!」 と牢の中でいい、助けがくるのを待っていた。
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