書生孔明、人生を決める
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事実は若年からすでに、己の好むところであっても心に大きな恣意性を持たせず、冷徹に判断をくだせる視点と思考を身に着けていたのだろう。 周囲の評価を高めておきたいといったけれんみも薄いため孔明は己を開陳し、多くの仲間と心を通わせるといったことはしないタイプでもあった。 一方で崔州平や徐庶のように孔明の能力を認める者との間には乱世にあっても容易には壊れない固い友情を育んでいた。
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