異星から故郷へ

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「黒の砂時計も白の砂時計も自作よ」 「あ!! なんじゃと!! 急にハードルが高くなったな」 とりあえず黒の砂時計を作る事にした材料は、黒クリスタ50グラ、ガラス200グラ、竜の爪50グラ、致し方あるまい、自分で取ってきた物ならいざ知らず、見て判断するのは恐ろしく疲れる、まるで審判に掛けられるようじゃ、黒クリスタ50グラ、ガラスは二酸化ケイ素を借り物のアストラングローブを使い、しっかり魔法で溶かして、形状変更急激に冷すと割れるから慎重に、竜の爪と黒クリスタをサウンドクラッシュで砕き擦り合わせて黒の砂時計が完成する 「んー、ちゃんと釜に突っ込んだ?」 「いや、自力で作った」 「ダメなのよ、砂時計を良く小綺麗に作ったけど、魔力で変質するから、材料図ってぶちこめば、魔力を注ぎつつ形状をイメージして入れて!! やり直し」 ただ作ったらダメなのか、せっかく作ったのに 「あい、わかった」 全部、なんでもかんでも、魔練釜とか言う奴にぶちこめば、製品になるのか? などと思いつつ、材料を計って入れて集中してかき混ぜると、自分で作った物よりすこぶる出来の良い砂時計ができる 「うん、成功、こんな要領でやっていけば大丈夫よ」 「あい、わかった」 我は確かに魔練術士になっておるのだろうか、こんな子供騙しの製法や道具ばかり、銃の方がよっぽど強かろうが、白の砂時計は集中してなかったため雑念で魔力を注ぎ忘れ、全てが均一に混ざったゴミが出来上がる、作り直しするはめに そして、やっとエーテル覚醒丸の材料が揃った、今度は失敗しないでおくれ、作るのが大変だから、祈る気持ちで、材料を釜に魔力を注ぎかき混ぜる、すると完成品がふわりと浮いてくる、桃色の丸薬がそれを見た先生は
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