3

4/8
前へ
/18ページ
次へ
※ 「今夜、忍び会いに来て」 庭を手入れしていると彼女が近づいてきて誰にも聞こえないくらいの小声で言った。 でも、いくらお抱えとはいえ暗がりで塀によじ登っていれば、守衛に矢で刺されるかもしれない… そう頭によぎったが、僕は彼女の言う通りにした。 それは彼女が雇い主だから言うことを聞いたわけではなく、古い友人として、何かよっぽどのことがあるのではないかと思ったからだ。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加