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♪
my angel
心の傷に
myangel
清らかな愛をくれた
何も見えなくてラビンス
さ迷い続けた
いくら壊しても光は見えなくて
何もかも白黒
過ぎる時は舞う枯れ葉のようにうずまいて
カラカラと乾いた音をたてていた
見上げても
暗闇
my angel
my angel
光が差した
一筋の光とともに天使が舞い降りた
…………
♪
リンさんの力強い声が響く
「この曲さキミヤがアリサちゃんを見て書いたんだよ。」
隣でフルーツタップリのジュースを飲んでいた柊さんが言った。
「私、あったことないけど。」
ジュースの底の果物を食べて酸っぱかったらしく柊さんがむせた。
「気づいてなくて当たり前かあの時は俺完全に女だったし。」
女だった?
素っぴんの柊さん、おっきな二重にほっぺたにホクロ…………
「もしかして神無さん?」
「あたり、『キュルリン』のナンバーワン。」
ええ!
きまづい
私が三ヶ月で辞めたキャバ『キュルリン』すっごく掘り出したくない過去…………
「キミヤは俺の秘密しっててね心配してたのか良く通ってたんだよ。そこでアリサにほれたんだよあいつ、辞めてから探してたんだよ。そしたらコンサート会場に現れたからあいつおさえきれなくなったらしいよ。」
目だたなかった私なのに…………
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