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ビルの一室、壁にはキミヤのポスターだらけ。
窓ぎわの机に座っていた女性がたちあがる。
「あら平凡ね、スタイルはまあいいかしら。あなたがキミヤの彼女ね。」
日本語はりゅうちょうだけど外人よね、金髪に青い瞳、綺麗だけど………。
なんでばれたんだろ?
「率直に言うわ。あなたはキミヤとどこまでお付き合いしてるの?」
言い方にカチンときた私は黙秘することにした。
「答えなさい。あなたはファンよね?キミヤにつきまとってるパパラッチ?」
ブチッ!仕事終わりでイラダッていたせいもあり私の脳内バロメーターがぶちきれた。
「ふざっけんじゃねえ。てめえこそ誰だよ、人のプライバシーにあしつこっむんじゃねえ。」
し~ん………低い声に驚いたようだ。
「私はキミヤのマネージャーよ、彼女なのに知らなかったの?」
「マネージャーだかしらねえけど人のことさぐるようなまねするゲス。」
イライラマックスでかんぺきにスケバンかした。
「あなたわかってるの?キミヤは芸能人なの、さわぎおこされると困るしキミヤを独占したい………」
「あんたキミヤと寝たいの?それともねたの?どっちかなんか知らねえけど私はキミヤに告白されたんだよ。疑ってるなら本人に確認とればいいだろう。くだらねえ帰る。」
足止めしようとした女性をふりきりドアに向かった瞬間ドアが乱暴にあき私はもろ飛ばされた。
「だいじょうぶかアリサ?ごめん。」
私を助け起こしたのはキミヤだった。
「だまってて申し訳ございませんでした。僕はこの相模アリサさんとお付き合いしてます。アリサさんは一般人ですこんなことは二度としないでください。」
レコの最中に駆けつけてきたのか髪の毛ボサボサ、ひげも………。
「行こうアリサ。」
何もいえなくなったマネージャーたちをしりめに部屋をでた。
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