デジャヴ2『学び舎は絶好のターゲット』

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体がまともに動かない俺はせめて舞だけは守ろうと、舞に覆い被さった。 すると背中に鈍い熱が広がっていった。 「刺された……」 声にもならない叫びを漏らして意識が遠のいた。 気づいたら、脱線事故のように時間が止まっていた。 「た、助かった!」 思わずつぶやいた。 この前のようにやり直すことができる。 舞も救うことができる。 心臓がバクバクしてやばかたけど、ホッとした気持ちが勝っていた。 そうだ。 時計を見ないと。 このストップは何分で、何分前に逆戻しされるのか確認しないといけない。
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