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「お前、呑気なこと言ってんじゃねぇよ。こいつにどんな目で見られてるか知らねぇのか? 加藤が翔を見る目は、ハゲあがったクソ中年が女子高生を見る目と同じだ! お前はこのホモに狙われてるんだぞ!」
「……」
俺はハゲでもクソ中年でもないが、完全否定はできない。
翔を性的な対象にしているのは事実であり、先ほども絶対領域を鑑賞して萌えていたばかりである。
だが――。
「古林、心配するな。俺には理性がある」
「は? なんじゃそりゃ」
「理性は理性だ。妄想を妄想で終わらせる自信があるということだ」
「……難しく言っても、それって変態ってことだろが」
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