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今日の朝食は何を食べたの？
唐突な書き出しに君は戸惑うかもしれないね。でも、この遺書は毎日読んでほしい。
こんなお願いごとをするのはとても、ずるい理由があるから。
君を一緒縛り付ける呪いの言葉。
一瞬、ゾクッとしたかな？ 君、そういう話し苦手だもんね。
簡単な話。
死してもなお、君は僕のことを忘れず愛してほしい。
ほかの男の元へ行ってはダメだ。
僕は君しかいないんだから。
俗でいうヤンデレというやつだといわれるのは百も承知だ。
確かに僕はそういう傾向があるかもしれない。
だって、僕は君を殺したいくらいに愛しているから。
道連れにしてしまおうかと何度考えたか
君の柔らかそうなその栗色の髪や、透き通るような白い肌。吸い込まれるようなアーモンド型の瞳。
考えるだけで苦しくなってしまうよ。
全部、君のせいだ。
愛しているなんて言わないよね。
あまり。
面と向かえば軽口ばかり。
そんな関係が心地いいとずっと思っていた。
コンコン
白い部屋。僕が最終的に永遠と眠る部屋。
そんなことを言うと君は怒ったような泣くようなそんな表情で僕を見る。
ああ、そんな目で僕を見ないで送れよ。
決心が鈍ってしまう。
「まだ、生きれるでしょう。だって、医学の力はすごいもの。あなたはこの先もずっと私のそばにいれるわ。約束する」
細い小指を絡ませて、僕を励ます君の表情はきっとどんなものよりもきれいで。
愚かな僕はただ、黙って笑うことしかできなくて
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