眩い夢

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「すみません。ちょっと嫌な事を思い出しちゃって……」  少女はいきなり俺に抱き付き顔をうずめて言った。俺は思考停止になりこの状況が理解出来なかった。どういうことだ!?何故、こんな状況になっているんだ。それに俺は悩みを聞くとしか言ってない。これじゃあ、まるで抱きしめなくてはならないじゃないか…… 「きゃ!何だか恥ずかしいです」  俺は震える手で少女を抱きしめ、少女はそれに驚き声を挙げるが、顔を赤らめていた。何故、ここまで上手くいく!?いや、そもそも何故この少女は会ったばかりの俺に顔を赤らめている?俺の美貌だからか美貌故なのか!?だが、俺は残念なイケメンで美貌に合わない初さで今まで付き合ってきた女性0だぞ!今度こそ彼女が出来そうな予感がする。
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