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「私、あなたに伝えたい事があります」
少女は覚悟を決めたように力強く言った。だが、それと同時に俺は嫌な予感がする。何か聞いてはいけないようなそんな気がしてならなかった。
「ごめんなさい」
「え?」
「私、男なんです」
それを聞いた途端、素敵な夢は一気に覚めてしまい気付いたらベッドの上で目を開けていた。これが本当に夢だったらいいが、残念ながら俺のワイシャツの胸ポケットに彼の長髪のなめらかな毛が入っていてこれが夢じゃないのを教えてくれた。はあ、俺は相変わらずの女運が無いようだな……
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