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ギシギシと音を立てながら門を開けると、
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」
玄関に向かって泣きながら謝り続ける男の子。
「おい坊主!
静かにしろ!」
注意しても、
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
男の子は玄関に向かって泣き続けた。
「ちっ!」
男は玄関に近付き、男の子の上からドンドンと扉を叩いた。
「おい!開けてやれよ!
これは虐待だぞ!」
家の中に向けて叫んだが、返事が返ってくる様子はない。
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
「うっせーな!!!」
まだ泣き続けている男の子を立ち上がらせた。
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