第3章《異世界(パラレルワールド)》

1/23
前へ
/190ページ
次へ

第3章《異世界(パラレルワールド)》

んう… あたしはゆっくり目を開いた ぺっぺっ…! 口に砂が入ったわ…っ あたしは内股になりながら座る こ、ここは砂浜…? あたりを見回してると 「やっと、お目覚めかプリンセス… 人間は気圧の変化に弱いんだな」 …!? あたしはゆっくり振り向いた… そう、あたしの背後には″彼″がいたの! エレベーターに乗ってきた あの半魚人さんが…! あたし (魅咲 碧李亞) 「あ、貴方は… ぞ…ゾーク様……!?」 次期海王候補のゾークに さんづけじゃ、おそれ多くて 様付けにしてみた… ゾーク・ギルヴァンディー 「うん…おれの名前 ちゃんと覚えたか…良かった 変な呼び名は止めてくれよ あと、そのヒラヒラしたもの短すぎ その…見えそうだから 人前でそういう座り方しないでくれるか?」 あたしはハッとしてすぐに立ち上がりつつ スカート丈を少し長くした… ゾーク・ギルヴァンディー 「うん…ものわかりが いい子は嫌いじゃない… 早速で悪いが… おれ…きみの事を…おれの プリンセスの事をみんなに紹介したいんだ」 こ、このヒト…しょ…初対面なのに かなり積極的…… あー、ご、ゴホン…あたしは 小さい咳払いをして今の心情を誤魔化した
/190ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加