フリーター犬と彼女の純粋なお付き合い

1,いつもの日々、そして変わる。

参加すると盆踊りに出るかどうかノートにコメントしてくれとのことなので『参加します』と残してラインを閉じる。

少しすると参加費の話や招待出来てない人を招待してくれとか役員が言ったりしてバタバタしていた。

それから2日過ぎた夜に『盆踊り 参加招待されました』とラインがくる。

お次はこいつに参加していよいよ活動開始かとワクワクしながら参加してみる。

すると、役員が
「活動は7月後半からやります。地域の人から盆踊り資金を寄付してもらう寄付金集めをし、
7月31日から地域の人に盆踊りを教わり練習を始めます。」

とのこと。まぁ寄付金集めは人見知りの激しい自分は『同級生は真面目なやつが多いので大丈夫だろう』と放置することにして練習は少ししてから行けばいいやと考えた。

程無くして7月後半になるのだがラインではほぼ毎日役員が「人手不足です、この寄付金集めによって参加費が安くなったりするので出来れば手伝ってほしいです！」と言っていて、

俺はあれ？結構人の集まり悪いんかな？とか考えたけど人足りないって言えば真面目なやつが今度こそ行くだろうと更に放置を重ねた。

そして7月31日を過ぎ8月8日だった気がする。
未だに人手不足と役員が嘆いてるため行こうかなと朝ご飯を食べながら考えていると盆踊り不参加の友達山田から「今日カラオケ行かね？」とラインがくる。

・山田（男）小、中、高校と同じの幼馴染み。
ちょっと不良が入った性格のチャラ男な見た目のアニヲタ＆エロゲーマー。

カラオケが大好きな俺は寄付金集めの頭をカラオケに変えて山田に、
「行こうぜ！なに歌うかな～」なんて呑気にラインしてカラオケ店が開く11時まで時間を潰し、
店で山田と合流して歌い始める。