1,いつもの日々、そして変わる。

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寄付金集めは基本的に二人一組で行動して集めるらしく、 片方は自分達が成人会のもので盆踊り開催の金を寄付してくれと頼み、 貰えればもう片方の相方が領収書を書き手ぬぐいと一緒に渡す。 といった作業らしく、 「俺何回かやったことあるから声かけ任せて」とカズが言うので人見知りの俺は助かったと思いながら「ありがと!頼む!」と返事して廻りはじめる。 廻ると分かったことは前回の盆踊りをやった人達が廻った家には「あー、あれね!少し待ってて!」と返してくれるが行ってない家だと「あら、そう。」と言って寄付してくれたりしてくれなかったりする。 特に問題もなく廻り14時過ぎから廻り16時を過ぎた頃に代表からのラインで、 「そろそろ切り上げていいよー。神社戻ってもいいし、家帰って練習の時間になったら神社来てもらってもいいし。」 それを見たカズは「疲れたし帰らない?」と言ってくるので確かに暑い中歩いて疲れたので「そうしよう。」と相槌をうち、近くに止めていたカズの車に乗る。 カズに家まで送ってもらい「ごめん、ありがとね。」と言い一時解散する。 それからシャワーを浴び汗を流し、練習にも行くのが初めてなので早めに家をでて神社に向かうことに。
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