3人が本棚に入れています
本棚に追加
"久し振り…"
そう、彼女に会うのはゆうに3ヶ月振りだった。
お互い、仕事が忙しくプライベートもそれなりに充実していたからかもしれない。
僕達は、お互い友達を大切にするタイプだった。
「ふふ…不思議ね。 何だか一生分会ってない気分」
そう言って彼女は、相変わらずの魅力的な笑みを浮かべた。
「そうだね。 恋人同士なのに、こりゃ変だな、はは…」
「ふふ…」
僕に合わせて笑った彼女の表情に、一筋の暗い影が差す。
「ねえ」
「え?」
「突然だけど…別れたいの」
「えっ?」
その一言は、本当に突然の雷の様に僕に衝撃を与えた。
最初のコメントを投稿しよう!