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そう言い、斎藤様をじっと見つめると、斎藤様は少し微笑んだ。
｢その言葉が聞けるなら十分だ。
菜子…と言ったな、これからよろしく頼む。｣
｢はい！｣
どうやら斎藤様に私の意志は伝わったようだ。
ほっとしていると、総司くんが口を開く。
｢もう、斎藤くん！
菜子さんは女性なんですからそういう脅すことを言っちゃ駄目ですよ！｣
｢脅したつもりは無い。
俺はあくまで正論を言っただけだ。
それに、どうせ副長も似たようなことを聞くだろう。｣
｢似たようなことを聞くと思うなら後で土方さんに聞けばよかったじゃないですか！｣
総司くんは斎藤様に突っかかるように眉を上げながら言うが、斎藤様はまるでいつも言われているかのように聞き流している。
｢ふふっ、総司くんと斎藤様は仲いいんですね。｣
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