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朝だ。
いつもと変わらない朝。 カーテンの隙間から眩しい光が目に当たり、ぎゅっと顔をゆがませた。大きくあくびをしてベッドを起き上がると、 自然と大きな溜め息が口から出ていた。『また同じ1日だろうなぁ。』
横山悠、17才、高校二年。そんなことを思いながら、ゆっくりとベッドから降りて立つと、掛けてあった学ランに手を伸ばし、手早く着替えた。ベッド横にある机の上のスクール鞄を持つと、部屋を出た。
自分の部屋から一階に降りる階段がすぐ横にある。夜中にトイレが行きたくなり降りようとすると、堕ちそうになったことが何度かあった。間抜けでちょっとドジな自分自身を笑いながら、階段を急いで降りた。
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