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2、3人のグループを作った子供たちは、相談しながらテーブルの上に並べられたカードを捲(めく)っていく。
「これと....これ!」
現れたのは、ワッフルとチョコレート。
「あ~間違っちゃった....っ!?」
ぼふん。
煙をたてて、宙に2枚のカードが現れる。絵柄はチョコレートソースがかかったワッフル。
ポカンと口を開ける子供たちを尻目に、カードはクルクルと宙でダンスを踊ると、テーブル上の空いたスペースに滑り込んだ。
しん...と静まっていたプレイルームが、爆発したように騒がしくなる。
「いっ今の何~!?」
「カード増えちゃったよ!?」
「さっきの何処いった?」
「コレだよ、コレとコレ!」
このメモリーゲームはちょっとした魔法がかかっていて、絵柄を間違えるとその絵柄を掛け合わせた新しいカードが精製される仕組みになっている。
間違え続ければ永遠に終わらない鬼ゲームである一方、集中力を養ったり、皆で協力して終わらせようとするから仲良くなるのに打ってつけ!とパッケージには書いてあった。
チョコレートソースがけワッフルの場所は覚えていたから、早々に1ペア完成させた子供たちだけど、その後がなかなか難しい。
「わぁっ、マシュマロクッキーができちゃった!」
「なんだこれ、キャンディとアイスクリーム?」
次々と新しいカードが生まれてくる。
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