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「空良…おまえ、うなされていたんだぞ…大丈夫か?」
「え…?僕…うなされてた…!?」
「ああ…兄ちゃんな、おまえが具合悪いのかと思って心配でバイタルチェックしていたんだ、この聴診器で…
具合は大丈夫か?」
「え…う、うん 大丈夫だよ!
すごいや陸玖兄ぃ…お医者さんみたい!」
「ああ…兄ちゃん、昔医者を目指していたからな…」
自分でも驚くほどに嘘がするするとこぼれ出る
まったく、おもちゃの聴診器でなにが医者だ
「これからも空良の体に異変を感じたら診察するからな…夜中でも」
「うん!陸玖兄ぃ、カッコいい!ほんとのお医者さんみたい…!
いいよ、いつでも診察して!」
「ウホゥ//// いやそのとりあえず何でもなくてよかった
もう今日はおやすみ…空良」
「はぁい おやすみ、陸玖兄ぃ」
そう言って空良は笑顔で布団に潜り込んだ
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