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危機を切り抜けた上にこれからも夜中に忍び込んでも、まったく怪しまれないように事付けた俺
さすが俺…
我ながら誤魔化すのが上手で恐ろしい
そうしてそれからは時々空良のベッドへ潜り込んではイタズラ 違った、バイタルチェックをしていた、在りし日の日々――――――――――
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「……ちゃん、
……お兄ちゃん… お兄ちゃんっ!」
「え… ハッ、 あ、空良…?」
「もぉ~お兄ちゃんてば、聴診器を手にしたままトリップしていたよ?」
「え…そうだったか…いや、ごめんごめん、昔があんまり懐かしすぎて」
「昔を懐かしむのは老いた証拠だよ」
「無邪気な顔して残酷だよねおまえは」
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