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でも、一番の理由は
彼女が目の前に来て言った。
『別れてください。』って。
『私の方が似合ってる。』って。
そして、
『ユイトさんのことを、あなたは幸せにできない。だから、ユイトさんの幸せを守りたいなら別れた方がいい。』って。
それを聞いた瞬間、いっきに自信がなくなった。
私といて幸せなのか。
私はユイトを幸せにできるのか。
大きなダムから水が大量に流れていくように、今まで無意識に持っていた自信がどこかへ流れた。
彼女が帰ったあと、私は一人考えた。
今できる、ユイトに最良のことを。
その結果だった。
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