幼なじみ 2

12/22
前へ
/136ページ
次へ
・・・・・・・・・不満。 さっさと ベッドに横になった栄太と したのは 『ふ・・・・・・っ ん』 思い返すと 赤面してしまうエロい キスだけ やっぱりさ 女を知ってる栄太にとって 俺と女は別物で 栄太に触りたい 俺の『好き』と 女を抱く 栄太の『好き』の間には 果てしない空間が 広がっているのだろう 俺は、栄太だけなのに お前は そうじゃないんだよな 目をぱちぱち瞬かせ 暗闇の中 微かに見て取れる 栄太の整った顔を覗き込み べーっだ 舌を出した 「眠れないのか」 いや、あの 出していた舌を引っ込め とりあえず 頷いておく 「そうか。疲れてないなら義人と話がしたい」 すうっと伸びてきた腕に 抱え込まれて 気づけば 俺の背中はマットにつき 見下ろしていたはずの栄太が 真上にいた 「今日、窓際で大迫と話していただろう」 「ああ、うん」 顔が近い 長くはない栄太の前髪が さらっと 揺れる音が聞こてきそう 唇にかかる吐息も さっきの キスを思い出すから ちょっと、ヤバい 火照った顔は熱いし スウェットの前の方も 少し窮屈になる 栄太の肩を 枕に眠るのは平気なのに 変だ、俺
/136ページ

最初のコメントを投稿しよう!

55人が本棚に入れています
本棚に追加