幼なじみ 2

21/22
前へ
/136ページ
次へ
「う、あっ・・・・・・だっ、め そこ」 ぽたぽた 熱い雫で濡れていく腹 その刺激で 足を引きつらせ喘ぎ また濡らす 太腿を閉じたくて ぎゅっと 締め付けた栄太の腰は太く 弾力があって 硬く逞しい 「ダメじゃねぇだろう? 義人」 栄太の欲の滲む低い声に ぞわっと 全身の肌が粟立った 反らした喉に 柔らかな唇が触れて ぬるりと蠢く 喉から顎へ 顎から耳朶へと移動してきた 栄太の吐く息は 俺と同じくらい荒い 「えぃた え・・・・・・た キス、して」 手に触れた頬が熱い 頬から顎へ 指を滑らせた俺の吐息と 栄太の吐息が 重なった唇で混ざり合う 「好きだ、義人」 俺も・・・・・・ どうしようもないくらい 栄太が好き 伸ばした腕を交差させ 栄太を強く 抱きしめた 「義人、少しでいい、腕を緩めろ」 俺の中からズルっと 指が出ていく 「あ・・・・・・」 栄太の指を恋しがり 漏れでた声を 恥じらう俺が目にしたのは 「可愛い、義人」 俺を見下ろす栄太の 炎のような鮮烈な瞳 「え・・・・・・ぃた」 俺に応えるように ふっと 栄太が口元を綻ばせた
/136ページ

最初のコメントを投稿しよう!

55人が本棚に入れています
本棚に追加