幼なじみ 3

2/27
前へ
/136ページ
次へ
太腿から少し上 くりんと カールした黒い茂みから 引き締まった腹部へと 伸びる熱 欲しい・・・・・・アレ 溜まった唾液を コクン 飲んだ俺の首筋に 皮膚の硬い手が触れた ん・・・・・・ ソコじゃない 首を少し反らして 硬い皮膚から逃げる 「起きろ、義人」 いやだ、アレが欲しい 額に触れ 耳へと滑る手を退けても 体の奥を こじ開けていく熱の 温度は薄れていく 「まって」 伸ばした指先は 硬く滑らかな感触に触れる え? 引こうとした俺の手首を 掴んだのは 「目を開けろ、義人」 不機嫌な声を 発した栄太の大きな手 あー、えっと 重い目蓋を 押し上げてみたのは 怒りを宿す鋭い眼 栄太が怒ってる 理由は分からないけど とりあえず 「おは、よ」 挨拶した 触れてしまった胸板から 視線を逸らし ベッドから起きあがるため 寝返りを打つ俺に 「掴まれ」 差し伸べられた栄太の手 ヤバ・・・・・・っ、い ざらっと 皮膚を撫でる感触に 下半身が反応しそう 「いい。女じゃねーから」 ぐるりと 腰に巻き付けていた タオルケットを外して 起きあがる
/136ページ

最初のコメントを投稿しよう!

55人が本棚に入れています
本棚に追加