幼なじみ 3

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「警戒してるのか、俺のこと」 してる。もの凄く 「そんなことないよ」 朝の生理現象の搾りは危険 浅ましく 奥の方をズクリと蠢かせ 足を開いて 栄太の熱を 求めてしまいそうな 自分が怖い 「それじゃ、また後で」 筋をくっきり 浮き上がらせた腕を組み じっと 俺を見つめてくる栄太の 黒目がちの瞳に ドキドキしながら 手を振って 自分の部屋のドアを バタンと閉めた マサピーの様子が変 練習中に突然 ボーっと空を見上げたり 顔色が悪いな 膝に負担のかからない 筋トレを しながら気にかけていれば 頭をぐらぐら揺らしだし ふら~っと 地面に向かってダイブしかけ 「おい? マサピー!」 俺の声を耳にして ハッと 目を見開いたりする そんなコトを 何度か繰り返してる内に 「練習の邪魔だ。具合が悪いなら休んでろ」 奏太に追い払われた しょんぼり 項垂れてグラウンドから 出てくるマサピー 「大丈夫か」 声を掛けた俺の脇で 足を止めて 「ちょっと、いい?」 マサピーが言った
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