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放課後のホームルームが
終わっても
俺は
暫く席を立たなかった
困り顔で
鼻の頭をポリポリ掻いた
奏太は
俺の前の席に座って
真剣な顔をした
「黙ってて悪かったよ。マサが保先輩に迷惑かけたわけでもねぇし、接触禁止令出したってさ、友人を選ぶのは本人の自由だしな。気付いてないお前にチクるのも、何だかなって」
分かってる
教えてくれなかったとか
じゃなくて
俺は
自分の鈍さが恨めしいだけ
「うん･･････、でも、マサピーは」
マサピーは奏太を好きで
恋してて
なのに、何で
奏太に嫌われる行動を
取るのか
分からない
「仲間だと思っていたから戸惑ってるんだろ。俺も、そうだったけどさ、仕方ねぇよ。マサが選んだのは、アイツらだ」
奏太の言いたいことは
俺にも分かる
『アイツらと関わるな』
言う栄太の気持ちも
分かる
恐喝や強姦事件に麻薬
どこまで
信じていいのかは
分からないけど
裏社会の人間と連む
美和と島田は
その全てに関わってると
噂のある連中だ
だからこそ
マサピーにもアイツらと
関わって欲しくない
だから、いま、凄く
後悔してる
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