幼なじみ 3

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逃げるなら今だ 殴られる須田に 注意が逸れてる今なら 逃げられる けど 俺が居なくなったら 須田はどうなる ニタニタ笑って 見世物を面白がる連中の中に 須田を助けようと 考える奴が 居るとは思えない 騙されただろ、須田に 助けようなんて考えるな おせっかいしたって 報われないぜ 分かってるのに 肩を叩いて 励まし合ってきた須田を 見捨てられない 「名前、教えてくれよ、アンタの」 ピタリ 一方的な暴力が止まった 「堀内靖夫。ヤスでも、靖夫さんでも、好きに呼んでくれていい」 堀内の手が伸びてくる 痛いっ 振り払おうとしても 緩まない力で ぐいっと引き寄せられた 「腰を触られるのが弱いんだって? マサが言ってたよ、抱きしめさえすれば義人は抵抗はデキないってね」 腰じゃない わざわざ 教えてやる気はないけど ダメだ 太腿が弱いと 知らない堀内の手が太腿に 密着していて 動けない 撫で回される腰でなく ぴくぴく 興奮したように痙攣する 堀内の手から ぞわぞわと広がる疼き 息を詰めて 快感をやり過ごそうとしても は・・・・・・ぁ 自分の吐き出す 生々しい吐息が耳から 聞こえてくる 「凄いな。誰に仕込まれたんだ?」 イヤだ イヤだ 太腿からぞわりと膨らんで 下腹部を 突き上げてくる快感がイヤ
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