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さあ、さっと、手早く
栄太が寝てる間に
済ませてしまおう
「ヤバい、刺激的な光景だ」
「うわ、寝てろよ」
「真っ赤に燃えた顔が可愛すぎ」
「ううううるさい!」
「顔だけじゃないな。薄く染まる胸元は俺に、匂い立つ色香を見せつけてくる」
黙れ
バカ栄太、黙れ!
もう、恥ずかしい
さらっと脱いで
栄太に告白して
その気になってもらうつもりが
悠々と
ベッドに肘をつき横向きに
寝そべる栄太の
目を意識して
脱ぐ羽目に陥ってる
「手が止まってるぞ。エビの殻を剥くのは下手でも、パンツを下げてやわらかな身をピンとたってるか、恥じらってるか想像しながら空気にあてるのは俺にも可能だ
手伝おうか?」
喉がカラカラに
渇きそうなセクシーな声で
囁く栄太の眼は
怖いくらい獰猛な光を放ち
俺を見据えてる
「い・・・・・・い、」
栄太に目を向けるから
駄目なんだ
「足元へ散るパンツが花びらに見えるのは、義人の可憐さの成せる技だな」
あ~~~~~ほうがいる
信じられない
俺の羞恥心が炎上したぞ
落ち着け
最初の予定は何だっけ?
ああ、そうだ
告白して、キスして
栄太の服を脱がすのだった
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